用語集

- た行 -

テラコッタ

テラコッタ(terracotta)とは、元来はイタリア語で〈焼いた土〉の意です。良質の粘土の素焼の容器や小彫塑などをいいます。 一般的にうわぐすり(釉)はかけず,赤褐色の肌をしています。先史時代から各地で見られ、古代ギリシャのタナグラ人形、ルネサンス期にドイツ・イタリアで作られた胸像などが有名で、日本の埴輪もこの仲間です。エクステリアで用いられるテラコッタ鉢は、表面に無数の穴があいていることから、水分や空気の通りよく、余分な水を排出し、土は適度な湿度が保たれるほか、余分な熱も放出され、安定した環境を植物にもたらしてくれます。

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