根回しとは、樹木を移植する前に準備する一連の作業の事で、活着の良い木を適期に移植すれば、活着の確率は高くなりますが、根の粗い移植を嫌う樹種はあらかじめ根を十分に作っておいてやらないと、適期であっても活着できずに枯死したり生育不良に陥ることが起こります。これを避けるために、木の大きさや樹種によっても異なるが、数ヶ月から一年ぐらい前に根の一部を切っておき、切り口から新しい細根を出させ、根からの養分や水分の吸収をよくしておく必要があります。そして、この作業の事を根回しと呼びます。
