用語集

- や行 -

釉薬

釉薬とは陶磁器の表面に付着したガラスの層のことです。釉薬のことを単に「うわぐすり」ともいいます。 材料は種類によって異なりますが、代表的なものに灰釉(はいゆう・かいゆう)があります。これは草木の灰と、長石などの砕いた土石類を水で熔いたものです。液体であるものを湿式とよび、粉状のものを乾式の釉薬といいます。 釉薬は素焼きの後に施釉(せゆう:釉薬を塗ること)します。本焼きをすると釉薬が高温で熔けて、陶磁器の表面でガラス質になります。釉薬の役割として、①装飾・・・多種多様な色・釉調を表現することができます。②強度・・・ガラスでコーティングしてより丈夫になります。③汚れにくい・・・水・汚れを吸収しにくくなります。

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